< キスの場所 >
友情、憧れ、その次は?
「お前さんは、何がくると思う?」
楽しげな声で尋ねられて、フィリアは戸惑った。答えにならない、ちゃんとした言葉にすらなっていない音がこぼれていく。何が正解かもわからずじまいで、結局さじを投げてしまった。
「……わたくしには、わかりかねますわ」
「うーん、予想通りすぎてつまらないねえ。それってあれかい、何を答えるにしても『される側』だから恥ずかしいとか」
「!」
言葉をかけられると同時に、フィリアの顔が赤くなる。図星かとジョニーは静かに、意地悪そうに笑った。
「も、もう、ジョニーさんなんて知りません!」
羞恥と怒りと居た堪れなさでフィリアは踵を返そうとする。しかしその行動は阻まれた。腕を取られて先に進むことができない。離してくださいと目を当てると、すまないとジョニーに謝られた。
あまりにも素直な態度に、フィリアのほうが驚いてしまう。驚きのままジョニーに向き直ろうとすると、彼の顔はすぐ目の前にあった。
「好きな子をいじめて喜ぶ少年の心がわかるっていうのもこの年でおかしな話だが。……フィリアが、あんまりにも可愛いもんでね」
「ジョニーさ、」
「怒りは後で買う。とりあえず」
お前さんが好きだよ。ささやきながらジョニーはフィリアのくちびるへ口づけた。
好きな相手になかなか手を出そうとしないのがジョニさんのイメージ
今回は出してもらってます